キューバにPCを修理に行った、お父さんがいた。
自慢げにその話していた事を思い出した。
この前も話したけど、いちばん最初に勤めた会社では、
通信関係の製品とパソコン本体(今のWindowsマシンのはしり)を
作っていた。
どんどんエスカレートして、末期はノートPCを作っていた。
(バブル末期に結局つぶれてしまったけど)
そんな最中にH崎さん、
(あだ名が“セニョールH崎”)
というお父さんがいて、
天然パーマでヨレヨレのスーツ、
タバコ焼けの顔で
50過ぎに3人目の子供を授かった。
給湯室でカップ焼きそばを作っているのを見ていたら、
30秒位でお湯を捨てていて、フタが不十分に
閉まっていた為、かやくも無残に流れていた。
「早いんじゃ?」と言うと
「か、か、かたいのが美味いんだよ!」と強がっていた。
カラオケの得意ナンバーは「与作」、
すごい音痴で「トントントン...♪」と
いつも飲み会を盛り上げていた。
(余談だが、ぼくは飲み会の帰りに仕事をした
経験がある。鬼畜な会社( `д´) ケッ! )
そのお父さんがキューバにパソコンの修理に行った。
たった一人で...
今もそうだけれど典型的な共産国家。
入国にはスペイン経由で入らねばならなかったらしい。
重々しい空気の中、VIP待遇で迎えられた。
だいたいスペイン語も解らず、
国際電話でLA出張中の人を呼び出すにも、
“あーーあー May I speak Mr.suzuki”
“Room Number is 302ハチ please!”
(。_゜)〃ドテッ!(ハチが日本語)
そばで仕事をしていて、ドリフみたいに
みんなでコケてしまった。
そんなお父さんに行かせる方も行かせる方だけど、
国交も無く、拉致されて帰ってこれないかも知れない所に
行く方も考え物だ。
本人は“キューバの酒はきつい!”との印象だけで
お気楽な性格が幸いしたみたい。
もしかすると、「使えない」と放流されたのかも?
「何が壊れていたんですか?」
と聞いたら、
「ヒューズの交換しただけ」と...
そんな楽しかったお父さん、
この秋で、もう十何回忌になってしまったのだろうか。
赤ちょうちん写真は夕方ですが、浅草って、平日昼間からこんな調子。

↑ビートたけしの「浅草キッド」の歌詞で出てくる「くじらや」
きょうのアルバム
Playing The AngelDepeche ModeThe Sinner In Me ←♪
スポンサーサイト
- 2008/09/18(木) 00:01:08|
- 国内_その他
-
-
| コメント:6